VITA
ENGLISH SCHOOL

​​川合　貴子

当校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

英語講師歴は合わせますと10年以上になります。英語教育とは全く関係のない仕事も経験し、商売の基礎を学びました。他業界を経験し得た学びに感謝し、その上今こうして「天職」と自信を持ち、生徒さんに向き合う仕事ができることに幸せを感じながら、日々研鑽に努めております。

こうして自己の英語歴を振り返りますと、事ある度に周囲の方々のご援助のおかげでやってこられたことを再認識します。私も誰かのそんな「きっかけ」になれたら、こんな素敵なことはないと思います。

私と英語の出会いは中学1年生。塾にも教室にも通ったことはなく、テストも決して最初から良くはありませんでした。鳴かず飛ばずの成績が続くこと約3年。糸魚川高校に入ってからも相も変わらず低空飛行な状態でしたが、ある日、私の人生を大きく変化させるきっかけがやってきたのです。英語好きな親友のたってのお願いで、地元で行われた「県内高校の留学生たちと過ごす2日間のキャンプ」について行くことになったのです。その当時はまだ内気な（笑）私でしたが、マレーシアやカナダなどの留学生たちと話すうちに、段々と国際的な雰囲気に馴染んでいきました。日本人の海外留学経験者から話を聞き、各国の高校生が楽しむ姿を見て大変大きな刺激を得たと同時に、私とあまり年の差が無いはずの彼らの言動がとても大人びていることに驚き、自分の成長のなさに愕然としたのを覚えています。最終日、他の日本人参加者は仲間グループや友達と写真を撮りながら、「手紙を書くね。Keep in touch!」と連絡先を交換していましたが、私はそうはできませんでした。だって私は英語ができない！手紙も書く自信が無い！SNSがまだ無かったあの頃、文字として英語を使いこなすなんて想像もできませんでした。そんな自分が嫌になり、帰宅した途端に大声で泣きました。

そんな「挫折経験」から始まった私の英語歴ですが、そこからのスピードが早かった気がします。まずは定期テストの点数を上げるんだ！毎回こんな点数ではストレスになる一方だもの！と、「自分の出来なさ」の認識から、先ず中学校の教科書を開いて勉強し始めました。その頃は毎日3～4時間は英語だけに費やし、休日は10～12時間机に向かうこともありました。その後、英語や国際関係を学びたいと大学に進学しましたが、自然と留学したいという希望が大きくなり、イギリスに約1年半語学留学し、掛け替えのない仲間と経験を得てまいりました。未だにその頃の仲間と連絡を取り合い交流しています。その後、英語講師を経て、再度イギリスでボランティア活動をしながら1年過ごしました。寄宿舎のある学校で障がい児たちのお世話をしたり、学習障がいのある方のお世話をしたり、HIV患者の集まるセンターでサポートをする経験を得ました。英国の福祉制度の手厚さを肌で感じると共に、自分が誰かの人生で小さくとも何かの変化をもたらすことができることの喜び、そして互いに支え合い生きてゆく社会の一員であることを学びました。

帰国後、あえて社会勉強がしたいと何年も販売業についていましたが、友人の後任で前職の英語講師の職を得ました。

販売をしていた9年間の間、今になって思えば大変勿体ない時間の使い方をしたと思いますが、自然と英語学習にかける時間は非常に少なくなりました。その頃のTOEIC公開テストのスコアは880点程だったのは覚えています。ですが、英語講師として復帰する際は960点、その後、勿論990点の満点を取得しています。

講師に復帰するつもりはなかったのに、そして業務で直接必要ないのにどうしてTOEICスコアが下がらず上がったのでしょうか？それは私にとって英語とは「日々当たり前に触れるもの」、「体得し、血肉化された消えることの無い第二言語」になっていたからです。我々にとって、生まれ育った地域の方言は（それがある方には）母語として確立され記憶から薄れることはありません。他地域に長年住んでも、地元に戻ればなめらかに口をついて出ることでしょう。これと同レベルに英語を母語とするネイティブスピーカーには残念ながら私はなることはできませんが、そこに近づく努力と時間が充分だったということだと思います。何があっても消えることの無い英語力を私は体得していたのでしょう。無論、教育業にいなかった頃、自らをより鍛え英語力を上げる努力をしていたなら更なる高みに登っていただろうに、と残念ではありますが･･･　ですが講師として復帰後、可能な限り自己研鑽に時間を費やし、結果を出しています。

留学をして英語が得意になったが、帰国後しばらくしたら話せなくなってしまった･･･なんて話はよく聞くことがありますよね。私の想像ですが、それは多分留学時、常にあった英語環境下でしか継続しなかった学習方法だったからでしょう。日本に帰国し、英語に常に触れることができなくなれば「英語貯金」はみるみるうちに激減してしまい、感覚も鈍ってしまう。折角の留学が、これでは大変勿体ないですね。

では、私は一体どんな方法で英語を学んだのでしょうか？詳しくは私のレッスンで体験していただけばお分かりいただけると思いますが、正に「驥は一日にして千里なるも、駑馬も十駕すれば之に及ぶ」。まさにコツコツ努力する者に結果は現れるものです。その努力する方向とやり方を間違えなければ、必ず英語の神は微笑んでくれます。英語は努力を続けた者を裏切ることはしません。それを体現したのが私です。私の教室では今までの「やり方」には必ずしもこだわらず最適な方法を選択します。将来、英語を使いこなし、「当たり前」から一歩踏み出していく人物がこの教室から現れてくれたら最高です。

インターネットや、今後驚異的なスピードで発展するであろう新たな技術が、今までとは比べものにならないほどこの世界を身近にし、交流も簡単でより頻繁に、その必要性も上がり、英語力は必須になるでしょう。その重要性を感じているならば、英語をマスターする第一歩は既に踏み出していらっしゃるようですね！​​

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生徒さんと向き合っていますと、日々感じることがあります。私の財産は彼らだと。多くの方に出会い、多くの笑顔を頂いてきました。私が彼らにもたらすものよりも、私の方がより多くを得ているのかもしれません。そんな日々に感謝し、今後も楽しい実り多い時間を共有できたらと希望しています。​